Rails勉強会@東京第11回

早いもので今回で3回目の参加となりました。
今回も取りまとめとしていただいた井上さんや会場を提供していただいているドリコムさんに感謝です。

だいぶ常連の皆様のお顔は覚えてきましたがまだまだすごい方々がたくさんいらっしゃるようです。
さらに新規に参加される方も増えて、単純に交流の場として考えても大変貴重な機会だと思っています。

まず前半のセッションは前回に続いてid:OTTiiさんの「Rails時代のRuby入門」に参加しました。
ModuleやMix-inなど基本構文でまだまだ曖昧だった部分を確認することができました。

後半のセッションは「Railsアプリを作る」で、これはなんと、高橋会長自ら1時間足らずで
ソーシャルブックマークを即興で(しかも解説しながら)作ってしまう内容でその手際の速さに感激しました。

懇親会では会長の「The history of Rubyの作成を見守る会」からはじまり、
お約束(?)のRubyPerlPHPHaskellなど言語仕様に関する意見や、
WebDeveloperという新しい職種や、プログラマとデザイナの共同作業の重要性について、
デザイナにRailsを使わせる話などバラエティに富んでいました。
さらに、意外だったのが終盤になってバイオインフォマティクスの話を振ったらなんと、
かずさ研究所の中の人がいらしてBioRubyRailsの研究への利用の現状などについて、
お話を伺うことができました。ホントびっくりです。
参加された皆様ありがとうございました。


3回続けて参加した所感など。(またまた雑文)

この勉強会は通常のセミナーや講習会とは異なり、オープンスペースと呼ばれる手法で行われています。
こちらの解説にあるように、
「参加型のエネルギッシュなイベント」であり
「何も学べないし貢献もできないと分かったら、もっと生産的な場所に移ったほうがよい」
と極めて合理的な原則を掲げています。
#特に「貢献」がはいっているのが重要なポイントだと思います
これをふまえると「参加したい人が参加する」と話されていた角谷さんの言葉は大変うなずけるものでした。

一方、初参加で一般的なセミナー等のイメージをもってこられた方は、
なかなかなじめない部分があったのではないかと思います。
そのことと初参加の人の定着率がどこまで関連するか
追跡調査しているわけではないのでなんともいえませんが
もっとそのあたりのフィードバックをいただけると
「折角参加したのに残念」といった事態を避けることが
できるかもしれません。

とりあえず初参加の方は、セッションが一緒になった方へ
積極的に声をかけて交流の切っ掛けを増やしていくと良いと思います。

また、初心者向けのセッションの開催が期待される一方で
初心者向けセッションは、どうしても講義形式になり
オーナーの方に負担となっているのも気になるところです。
この一部の参加者に負担が偏ると運営が続かなくなるといった事例を
私は別のところで体験してますのでその辺が心配になってしまいます。
#今回、即興でデモをしていただいた高橋会長やRuby入門を担当されたOTTiiさんには本当に感謝しています)

ですので初心者向けセッションでも、知ってる人が説明して終わり、
ではなく、参加者が疑問点を出し合って時間内に解決すようなやり方が
できたらいいなと考えてます。
#おそらく最初の勉強会はそのようなセッションが多かったのではないでしょうか。

と、勉強会はもちろん、Ruby関連のコミュニティに参加して
日の浅い私が事情も知らずにアレコレと口をだすのは差し出がましいと
思いますがご容赦ください。

最後に、こういった勉強会とは別に、通常の講習会を希望されている方も
Railsの人気に相まって増えてきているのではないかと思います。
勉強会のように無償とはいきませんが、通常の企業向け研修よりは
安く提供できないかと考えてます。興味をもたれました方はご相談ください。